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地元民でも意外と知らない!?今金ヒストリーシリーズ その9

ピーリとピーカでおなじみ『ピリカカイギュウ』

ぴーりとぴりか

町のカントリーサインに使われているキャラクター、ピリカカイギュウは、1983(昭和58)年、美利河ダムの工事中に発見されました。翌年、町民を中心とする発掘団によって発掘調査が行われ、頭骨を含む上半身33個の骨が見つかりました。

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その後の研究で、この化石は今から120万年前ごろに生きていた体長がおよそ8mと世界最大級のカイギュウであることがわかりました。実物大の復元模型は、最初の発見から15年後1998年に完成しました。

カイギュウは、人魚伝説で知られるジュゴンの仲間で、浅瀬の海で海草を食べる草食の動物です。浅草を牛のようにモグモグと食べる姿からカイギュウ(海の牛)と呼ばれるようになりました。当時の今金付近は、浅く冷たい海で、カイギュウがゆったり暮らし風景が広がっていました。

発掘

化石

クリーニング

ライター やす

座右の銘は「「夢をあきらめない」by栗城史多」で、 執筆記事の得意分野はワクワクさせること、プラス思考、とにかくしつこいです。

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