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「今金ライフ」ってなに???
平成26年度「ちょっと暮らし」体験モニターに東京都からご夫婦が来てくださいました。(※現在は募集しておりません)しかし、体験して下さったのは2月中旬~3月上旬…今金のイチオシ体験「川下り」や「砂金採り」の季節ではなく、ましてや、通常雪が多い季節。果たして、どのような滞在生活になるのだろうか…我々プロジェクトメンバーも期待と不安の中、モニターご夫妻を迎えることとりました。同時に我々自身も思いました。「冬の今金ライフってなんだろ?」
「以外に暖かい!?」
モニターさんが今金に到着しての最初の感想は「以外に暖かいですね!」。あれ?そうですか?…いや、確かに今年は雪解けが早いですが、東京の方にはさぞかし極寒に感じるだろう、と思っていましたがそうでもないようですね。そして、この後のモニターさんの滞在期間中もなぜか続く好天。「雪かき体験をしたい!」というモニターさんのご期待に添えず、申し訳ございません..
「今金ライフ冬版」といえば…
最初におすすめしたのは「ピリカスキー場」。今年リニューアルし、車で20分、手ぶらで行っても楽しめるこのアクティビティは、東京の方にはとても魅力的であろうと思いました。そして、もう一つおすすめしたのは、「スノーシューによるトレッキング」。最近、別な事業で実施し、好評をいただいていた体験の一つです。しかし、残念ながら今回の滞在中はどちらもアクティビティもタイミングが合わず、別な体験プログラムで楽しんいただくことになりました。別な体験プログラム?一体なんなのでしょう!?
今金ではあたりまえすぎて盲点でした…「人」による「おもてなし」
我々今金町民は、お客様が遊びに来てくれると、知り合いを招いてのお食事会で「おもてなし」をよくします。よく見かける光景ですよね。しかしながら、「ちょっと暮らし」体験を希望されるお客様にとってはどうなのか?、「静かな田舎暮らし」を求めて来てくださっているのではないか?という疑問も持ちつつ…当然のように、我々プロジェクトメンバーはライターがんちゃんの暖炉のある家で「はじめましてのおもてなし」をいたしました。また、飲食店を使っての交流会を商工会の方と、さらにもう一回プロジェクトメンバーともいたしました。どの「おもてなし」にも夜分遅くまで結構付き合っていただき、ほとんど「おもてなし」による攻撃になっていたような気が…しかし、モニターさんの日記の中には「皆さんとのふれあいは最高」との一文が。よかった。我々はやりすぎたか、と思ってしまっていました。我々今金町民がよくやる地場産の食材を食べながらの「おもてなし」と様々な人との交流は、好意的に受け取っていただいたようです。
「文化活動」も体験プログラムに!
さて、体験プログラム的な何かを…と考えていたのですが、モニターさんから「工芸などの技術者がいらっしゃればお会いしたいです」とのリクエストがございました。工芸…今金でも様々な文化団体がありますが、今回ご紹介させていただいたのが「いまかね陶芸同好会」。モニターさんに「陶芸いかがですか?」と提案したところ、「いいですね!」とのこと。同好会にも打診したところ、こちらでも快諾していただきました。実際の体験では同好会員の方の斬新な指導、工程に「目からウロコ、費用が粘土代だけ!」と感動していただけました。
また、メンバーの伝手で、法林寺・阿知波さんでの木工体験もしていただいたのですが、こちらも予想を上回る立派な工房と作品にモニターさんの満足度も高かったようです。
我々プロジェクトメンバーは、今金の手つかずの自然を中心に体験プログラムを組み立てていましたが、日常の「今金ライフ」に目を向ければ、素晴らしい文化活動と人材があり、都市部の方々にとって、逆に今金ならではの体験プログラムになり得る!ということを再認識させられました。深い!
「声かけ」や「差し入れ」がうれしい!
冬の「ちょっと暮らし」体験モニター第1号ということで、今回のモニターさんは新聞にも取り上げていただいたのですが、
その影響か、町中をウォーキングしていたときにも町民の方から色々な「声かけ」があったそうです。
中には農家さんに「声かけ」していただき、アスパラ栽培の説明をしていただいたことや豆腐屋さんで豆腐ができるまでを説明してくださったこともあったとか…また、様々な方々から体験住宅へ地場産野菜やしぼりたて牛乳などの「差し入れ」もあったそうです。
「田舎暮らし」といいながら、結構忙しいのでは!?と若干心配してしまいましたが、モニターさんの日記には「感謝しております!」の一文が!嬉しい限りです。
「またお会いしましょう!」
冬の今金にも関わらず、また、短期間にも関わらず、様々な町民の協力の下、たくさんの体験プログラム、交流を体験していただくことができました。モニターさんからも「満足!」のアンケート回答をいただくことができました。今度はぜひ夏も体験してみてください!
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座右の銘は「絶望は死にいたる病 byキルケゴール」で、 執筆記事の得意分野はロックなことです。