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皆さんストライダーはご存知ですか?
小さなお子様が身近にいる方なら一度は目にしたことがある人も多いのではないでしょうか。
幼児向けに作られた足を使って進むペダルなしの自転車がストライダーです。
ストライダーは知っていてもストライダージャパン公認のレースがあるのを知っている人はまだ少ないのでは?かくいう記者の私もピリカスキー場で開催予定のイベントチラシで初めて知りました。
写真は、ストライダーの現物
実は、今年の7月に行われた今金町の「ピリカ夏祭り」では、公認レースではなかったのですがストライダーレースが行われていました。そこに登場したのが今回の主役「少年H」。
オレンジ色の愛車にまたがる「少年H」
少年Hは、Myストライダーを持参しピリカ大会に出場。今金町では、ストライダーレース自体がほとんど知名度がない為か、Myストライダーを持参したのは少年Hただ一人。なんとなく参加した他の参加者と比べると気合の入った浮いた存在。
画像:表彰台(1位)に乗る練習を欠かさない少年H氏4才
そんな少年Hは、ピリカ夏祭りで行われたレースで2位を獲得。1位は7歳の少年だった為、H氏は「2番でも1番だよね?」としきりに訴えていたのが印象に残っている。ただ、少年Hに伝えたいのは2番は2番だってことだ。1番ではない。
ピリカ大会のジャッジに納得がいかない少年H。小樽のONZEスキー場で大会があると聞いてさっそくエントリー。愛車を抱えて小樽に向かったのでした。
画像はONZEスキー場。リフト乗り場前にストライダー公認コースが作られている。
ストライダー大会受付の様子。
少年Hが出場する4才レースの受付は12時30分から開始された。受付の開始アナウンスが流れるやいなや4才レースに出場する選手が一気に集まってきた。4才レースは穴かもしれないと聞いていたH氏だったが、どどっと20人くらいの少年たちが集まってきたのだ。
H氏の誤算はここにあった。
ここは小樽であって今金ではない!!
名簿を確認すると札幌などから参加する少年たちの名前の横にはチーム名があるではないか。。いわゆるガチ勢とも言うべき選手がぞろぞろ。
ちなみに少年Hの所属チームは「クアプラザピリカ」その横に書いてある今金町という文字がまぶしい。君はある意味今金町の看板を背負って出場していることを忘れないでほしい。
4歳レースの開会式の様子。この時、数ポーズ撮らされこれが本人の満足のいった一枚がこれ。少年Hの番号は420番!!縁起がいいのか悪いのかよくわかない番号。
今回の大会では、予選1ヒートと本戦2ヒートが行われ各レースの総合得点で順位が決められる。(1ヒートは1レースのこと)
少年Hは予選3組で登場。
画像は予選レースの様子。
そして予選を3位でフィニッシュ。ガチっぽい子二人に序盤から大差を付けられたせいか終始不機嫌そうにゴール。「2番でもいいよね?」と語っていたにもかかわらず3位になったことが相当に悔しかったようだ。
本人の話を聞いてみると予選レースいつのまにか第2コーナーで右足を砂利で負傷したこともあり2重で不機嫌だったようだ。
本人不機嫌のため、本戦リタイヤ!?と誰もが予想したが、カキ氷(いちご味)でなんとか気力を持ち直し本戦レースに臨んだ。
スタート直後。若干出遅れる少年H
スタート直後のまさかの大クラッシュ。
プロのバイクレースでは命を落とすこともある。それがクラッシュだ。コース上には誰もが目をつぶりたくなる光景が広がる。
本戦1レース直後に少年Hを悲劇が襲う。
ピンクのTシャツを着た少女のストライダー後輪にH氏のストライダーの前輪が接触。少年Hの乗ったストライダーはあえなくバランスを崩しクラッシュ。少年の命に別状はなかったが、心が完全に折れた。しばらく座り込み係員にうながされしぶしぶ愛車にまたがり再スタート。何とか泣きながら完走を果たす。
本戦1戦目。泣きながらも完走を目指す少年H。
本戦1レース目のあと、しばし悔しくて泣きじゃくる少年Hの姿があった。今度こそ機嫌を取り戻すことはないだろうと誰もが思っていた。ピットでは、H氏の取り巻きからもリタイヤしても仕方ないとリタイヤを促す声すらあがっていた。
しかし会場に奇跡がおこる。
大好きなラムネを購入してもらいラムネ補給を行った直後に少年Hの口からは、「もう一回やる!!」との一言が。
こうして本戦2戦目、この日の最終戦にのぞむことになった・・・
そして本日の最終戦がスタート!!
絶好のスタートを切った少年Hだったが・・・
スタート直後まさかの靴が脱げるハプニング!?
ここで、よく画像をご覧いただきたい。勘のいい方ならもうお分かりだと思うが脱げた靴のかかとが踏まれている・・
これはハプニングではない!!おきるべくしておきた事故だったのだ。
ギリギリで機嫌を取り戻した少年Hは急いでスタートに向かったが、少年の取り巻きは靴の状態を確認することなく少年Hをスタートに向かわせてしまったのだ。
スタートとほぼ同時に靴が脱げてしまった少年H。
またもや、係りのお姉さんに促され再スタート。
度重なる悲劇。泣きながらもグリップを握る少年H。
順位は散々な結果だったが、決してリタイヤをしない今金魂を見せてくれた。チーム「クアプラザピリカ」所属(チームといっても少年H一人所属)の少年Hは、次回9月11日に今金町クアプラザピリカで行われるストライダーエンジョイカップ第2戦に出場を予定している。次の大会ではホーム戦となる。今後の活躍を期待したい。
~皆さんのお子様もストライダーエンジョイカップに出場しませんか~
開催日:9月11日
参加資格:2歳~6歳まで(年齢クラス分けされてます)
参加料:2000円
ピリカカップのチラシ上段はチーム「クアプラザピリカ」少年H
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