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こんな山のてっぺんに看板が!誰が何のために見るのか~。
と思いきや、実はこれ、電波を反射させて中継する「無給電中継装置」というもので、反射角から推測すると、近くにある「中里変電所」を遠隔操作する電波を反射させるための装置だと思われます。
豪雪地帯ではあまり見られませんが、一般的な仕様として、雪が張り付かないよう、ひも状のものが反射板の前に下げられて、風でなびいて反射面をこすって除雪するような仕組みになっていると思われます。写真をよく見ると、反射板の上に3本のひっかけがあるようです。
ちなみに、この反射板は電波(指向性の高いSHF帯など)を単純に反射させて角度を変えているだけなので、増幅用の電源が不要、フィードバックを防ぐための周波数変更が不要、そして何よりメンテナンスが容易である一方、増幅せずに単純に反射させているだけなので、電波が減衰してしまうのがデメリットです。
雪の降らない地域では結構見かける反射板ですが、豪雪地帯の町内にも設置されているのは少々珍しいかもしれません。
筆:Odajima