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今回は、今金町内で少年の心を忘れない冒険心あふれるおっさん三人の挑戦をご紹介。
この挑戦は今年の2月に行われたのだが、なぜあえて2月だったのかなどはつっこみどころが非常に多いものになっているが、その部分についてはおいおい触れていこう。
この表紙、今金町の人なら見たことがある人もあるのではないでしょうか。
この本は、昭和57年から現在も使われている小学3,4年生の社会科の教科書。
この本のどこに謎が隠されているのかというと・・・
この画像は教科書の一番後ろについている今金地図。
赤丸囲まれているところに注目してもらうと、白石地区から八雲町まで道路はないものの平地で描かれている箇所があるのがおわかり頂けるだろうか。
通常、今金町内から八雲町へ抜ける場合は紫の線で示した日進峠を越えるルートが思い浮かぶが(このルート以外ないのでは・・?)、白石地区から抜けていくルートは3年間今金に住んでいるが聞いたことがない。
この謎のルートを実際に歩いてみようと思い立ったのがこちらのおっさん3人組。
冒険農家の川崎氏(写真中央)、イマジネーションの鉄人・理容師の鷲野氏(写真右)、そしていまCh.ライター肉体派の岸氏、いづれも今金在住の今金っ子だ。
このルートを歩くことになった経緯は次の通り。
鷲野氏が親戚関係にある西さんから「早春になれば中里にある家から奥沢に入り八雲町に住む実家まで徒歩で通ったものだ」(地図参照)という話を聞いていた。5年ほど前にたまたま目にした社会科の教科書に話に聞いていたルートがのっており、奥沢ルートではないが白石のこの地図のルートをいつかは歩いてみたいと夢に思っていたそうだ。いまCh.ライターの岸氏がその話を聞き、冒険農家仲間の川崎氏と共に3人で立春のまだ雪深いこのルートを徒歩で挑戦する事となった。
写真は出発間際の川崎氏、時間は朝6時。辺りはまだ真っ暗だ。
出発地点は、地図で見てもらうとわかるが丸山のふもとからスタートした。
山の峰沿いに歩を進めていく。だんだん辺りが明るくなる。まだ二人とも元気そうだ。
スタートの地点である丸山を日進地区側より望む。
この丸山、白石地区側から見ると文字通りただの丸い山だが、別の角度から見るとふたこぶラクダの背のように見える不思議な山。その姿から地元ではラクダ山と呼ばれるほうが多い。今金の隠れ観光スポットだ。
奥富線と書かれている看板が見えてきた。ここでスタート地点からおよそ6.4km
途中、樹齢も相当になるであろう立派などんぐりの木を見つける。
その後もゆるりゆるりと歩を進める。途中二股に分かれる道があったが迷った末、スノーモービルの跡を進むことにしたがこれが後々大きな間違いだと気付く・・・
川崎氏は登山が好きな冒険農家さん。携帯GPSで現在位置を確認しながら進むが、それでも道に迷ってしまった。
雪山に入る際は、土地勘があり装備をしっかりとしても迷ってしまう事がある十分に注意してほしい。
しばらく進むと車道にでた。目的地とはだいぶずれてしまったが道なりにとにかく歩く。
途中にはいくつかの川も渡った。雪景色の川の流れもまた綺麗だ。
美しい風景に出合うことで道を間違えたいらだちや疲れも吹き飛ぶのがトレッキングの面白いところ。
八雲町の大富橋付近にある上八室会館にて完歩記念の一枚。
本来のゴール予定はサケ孵化場近くのセイヨウベツ橋に到着予定(約12km)だったが、途中、スノーモービル跡につられて選択を誤り、およそ5km多い17kmを完歩した。
いまch.ライターの中でも肉体派と呼ばれる岸氏でも、慣れないスノーシュートレッキングということもあり開始1時間もせず足腰が悲鳴をあげていたそうだが、メンバーの最高齢である鷲野氏(65才)は一切の疲れを感じていなかったそうだ。恐るべき65才・・・
今回歩いた総時間は6時間半(17km)の道のり。
今回の挑戦は、かつて鷲野氏が話に聞いた西さんが両親に思いを馳せて歩いたであろう残寒の今金~八雲ルートを完歩した。
スノーシュートレッキングとはいえ2月の山の中を17km歩いた3人のおっさんに拍手を送りたい。
余談だが、自分は12kmで今金~八雲間を抜けれるルートがあるなんてこの話を聞いて初めて知ったことだ。
もし車で通れるとしたらおよそ15分ほどだろうか。
いつかここに道路が出来たら八雲へ抜けるのも今の3分の1ほどの時間でいけるようになる!?
お偉い方々是非ここに道路を作ってください(笑)
// 修正 150602 趙?>
座右の銘は「想像出来ることは実現できる」で、 執筆記事の得意分野はアクティブな事ならなんでもです。