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ドクターヘリのヒミツ①

     

今金町にも時々飛来するドクターヘリですが、2015年2月16日から市立函館病院をベース基地として運用され、今金町を含めた道南一円で運航中です。

 

市立函館病院のホームページでも公表されている運航実績ですが、先月のみで言うと今金町は3回の要請実績があり、今金から函館市内の病院までは20分程度で飛行し、傷病者を高度な医療体制が整った病院に迅速に運んでいる実績があるようです。

しかしながら現在は1機体制なので、例えば「11月3日」の今金町の要請時間とほぼ同じ時間に厚沢部町からの要請もある場合などは、傷病者の状態や緊急性、函館市内までの距離などを考慮して、優先度を判断している様子がうかがえます。
同じように「11月25日」も七飯町と重複要請となっており、七飯町が「未出動」となっているようです。

なお、一般の人が出動を要請することはできません。消防機関が傷病者の重症度等を判断して要請します。
また、ドクターヘリ搭乗医師が傷病者の容態に応じて、搬送先の医療機関を選定するそうです。
傷病者が搬送される医療機関は、基地病院(市立函館病院)および函館市の二次輪番制度に基づいた医療機関、函館市以外の圏域内救急告示病院となっているようです。

 

ドクターヘリに搭乗する医者・看護師は予め決められて派遣されており、大半は函館市内の医療機関で構成されているようです。残念ながら、今金町内の医療機関は選ばれておりません。

ヘリ内部はドラマの「コードブルー」などで描かれているように、救急医療用の医療機器等を装備したものとなっており、医療機関に搬送するまでの間、傷病者に救命医療を行うことができるようになっています。

 

次回へ続く。
「ヘリはあの国製」「ランデブーポイント」「VFR」など

筆:Odajima