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今金町種川地区にある種川温泉休憩所では11月から3月末まで、毎週土曜のランチタイム限定1杯400円で婦人会の方たち特製の手打ちそばを食べることができる。
さりげなく今金グルメレポーターの一面を持ついまCh.編集部・Yoshi、かりマンと共に、今回は手打ちそばに密着して、種川温泉休憩所へと向かった。
いきなり種川温泉休憩所といっても、町外の方にとってはそもそも種川温泉休憩所がいったいどこにあるのか、わからない方もいるかもしれない。
種川温泉休憩所は、今金町種川地区の国道230号線沿いにある。看板もあるので、分かりやすいと思う。今金町から国道を通っていけば、すぐに辿り着けるだろう。
こちらが国道から見える種川温泉の看板。232号線に入ってすぐ左だ。
「そば」とかかれたのぼりもあるので、これらを目印にするといい。
種川温泉休憩所は、お年寄りの健康増進のための公衆浴場としてオープンし、平成19年にはリニューアルされた。住民の方たちにとってもいわゆる憩いの場として有名である。
いまCh.観光案内にも掲載されているので、チェックしておいてほしい。
基本的にはお年寄りが多くアットホームな雰囲気の温泉・休憩所だが、お年寄りだけでなく若い方でも気軽に温泉を楽しむことができる、老若男女に優しい施設である。
種川温泉休憩所の温泉・泉質情報
ナトリウム-塩化物泉、源泉の温度32度、成分総量9271mg。
掘削390m、湧出量200L自噴。
そんなわけで種川温泉に到着した、いまCh.編集部。玄関口をくぐると、右手に休憩所があった。広々とした空間と清潔感のある佇まいに、安心感を覚える。温泉でくつろいだ後は、ここでゆったり体を休ませられるだろう。
温泉に入ったわけでもないのにくつろぎまくっているかりマン氏。天気も良く、ガラス張りにされた空間は居心地がいい。
そのまま休憩所を抜け廊下を渡っていくと、その先には温泉への入り口があり、手前にそばを注文できる場所がある。
人数分のそばを注文し、近くの大広間へ向かう。ひとまずそばが来るまで待つことにする。
待つ間、ちゃっかりおにぎりを買ってご満悦のかりマン氏。なぜどや顔なのかは謎である。
待つこと数分。驚くべき早さでそばがテーブルに運ばれてきた。これが噂の手打ちそばだ。
見た目はスタンダードなかけそば。だが、これは非常においしそうだ。思わずテンションが上がり、さらに畳みかけるような香りが、食欲をそそる。
しっかりいただきますして食べるかりマン氏。
というわけでさっそくいただくと、それぞれ太さ1cmほどに切られたやわらかい麺の甘さがじんわりと広がり、おいしく食べやすい。
だしのきいたつゆが絡んだ麺は、甘さだけでなく旨味もしっかり含んだ上品な味わいである。
まさにおふくろの味だ。
このそばはいわゆる「十割りそば」らしい。若干の小麦粉は入っているらしいが、ほぼ「十割そば」といってもいいとのこと。
ちなみに「十割そば」とは、蕎麦粉のみで打たれた蕎麦のことである。通常そばを打つとき、蕎麦粉と小麦粉を混ぜてつなげる。基本的にそばは小麦粉がなければつながらないので、八割蕎麦粉、二割小麦粉といったように混ぜるのが主流となっている。
つまり、小麦粉を使わない「十割そば」を仕上げるには高度な蕎麦打ちの技術が必要ということなのだ。
テーブルにはみかんの皮を細かく刻んだものと、天かす、七味唐辛子があり、好みのテイストを追加することができる。
このみかんの皮を入れることで、風味が変わってとてもいいアクセントになる。天かすは、サクサク感をプラスすることで楽しい食感を味わうことができるのだ。
自称今金町そば好き同好会会長であるかりマン氏によると、「この合間に食べるおにぎりがまたうまい!」とのこと。
麺を食べ終え、つゆも飲む。すると、改めてそのおいしさに気づく。シンプルだが旨味のある味わいである。
かりマン氏も「一滴も残さん!」と言わんばかりの食べっぷりである。もはや躍動感を感じる。しかし、それほどうまいのだ。
ちなみに、注文時に頼めばテイクアウトも可能である。麺・具・つゆと分けて袋に持たせてくれる。
ペットボトルにたっぷり入っているのは、お茶に見えるが実は違う。(ラベルはお茶のものだったが)
そう、あのつゆが入っているのだ。こんなにもたくさん入っている上に、ペットボトルなので何回かに分けて食べることも可能だ。これが知恵袋というべきか。
写真に残すことはできなかったが、実はうどんも食べられるらしい。
いつでも誰でもとはいかないかもしれないが、もし思い出したら頼んでみる価値はあるかもしれない。
種川温泉の手打ちそばを取材し、ぜひ町内町外問わず、いろんな方々にこのそばを食べていただきたいと感じた。
噂通りのおいしさで、ふるさとを改めて感じる一杯であった。
この種川温泉休憩所は、たしかにお年寄り向けではあるが、今金グルメとして、このそばを食べなくては損である。もし、この時期の間に今金町を訪れた方、また町民の方で種川に行く予定のある方は、土曜のランチにぜひいかがだろうか。
そばの営業時期についてもう一度振り返っておく。
営業時期は11月12日から3月末まで、毎週土曜午前11時から午後3時のランチタイム限定の1杯400円で販売している。ちなみに、種川温泉休憩所は12月29日と、1月5日は休業日なので注意してほしい。
また、そば、おにぎりはその日の分がなくなり次第終了してしまうので、必ず食べたいとい人は早めに行くべきだろう。
■種川温泉休憩所 お問い合わせ先
北海道瀬棚郡今金町字種川296
TEL:01378-2-0388
本当においしいそばをありがとうございました。ご馳走様でした。
// 修正 150602 趙?>座右の銘は「みんなで今金を盛り上げよう」で、 執筆記事の得意分野は今金情報です。