あったからんど

温泉ロマンにかけた地元有志たちの強い想いと地道な活動が実を結び、今金町民の憩いの湯として1995年にオープン。
泉質は強塩泉で、全国的に見ても珍しい泉質。

効能  神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、慢性皮膚炎など
禁忌〜急性疾患、悪性腫瘍、腎不全
泉質  ナトリウム、塩化物強塩泉

~あったからんどストーリー~
温泉を掘り当てた地元有志の代表者は、今金町出身の冒険家「栗城史多」さんのお父さんです。
息子、栗城史多さんの著書「一歩を越える勇気」にはこんな一節で、あったからんどが紹介されています。

・・・・ここから引用 一歩を越える勇気、第4章119ページより・・・・

 僕の地元は人口6000人の小さな町。あたりは自然豊かで四季を感じることのできるすばらしいところだ。
 僕の父はそこで眼鏡屋を営んでいた。しかし父は変わった人で、その仕事を「副業だ」と言うのだ。では本業は何かというと、それは「町づくり」だと言うのだ。
 町長でも何でもない父だが、いつも「この町には温泉がない。温泉をつくって、じいさんとばあさんに喜んでもらいたい」と口にしていた。
 それは、町に伝わるある伝説がきっかけだった。
 町の中に利別川という川があって、そこの河川敷に一カ所だけなぜか冬でも雪が溶ける場所があったのだ。
昔からの伝説で、そこは温泉が出るのではないかと言われていた。
 しかし、伝説はただの伝説。
 本気で信じている人なんて、それまでいなかったと思う。けれどもちちは、ある日僕を冬の河川敷に連れて行き、プラスチックの太いパイプをうち始めたのである。
 町の人も、息子である僕でさえも、何をバカなことをやっているのかという目で見ていた。
 埋蔵金堀りをしているような、そんな夢みたいな話がある分けないじゃないかと誰もが思っていた。
 しかし、止める気にはなれなかった。なぜなら父の顔が、本当に楽しそうだったからである。
 毎日、「副業」である眼鏡屋を誰かに任せ、自分はこつこつと温泉を掘っていた。温泉の掘り方を知っているわけでもなく、本当に出るという保証もないのに、たった一人で楽しそうに、小さな体で黙々とスコップをふるう父の姿は、だんだんと周りの人の見方を変えていったのだ。

 父の姿を見て一人、二人とそこに集まって、父を手伝う人が出てきた。
 近所の人たちが「ドラム缶で温泉に入ろう会」というのを立ち上げて、徐々に輪が広がっていった。
 夢を持っている人はやっぱり明るく輝いている。そんな人がいると、まわりの人がみんな明るくなっていくという姿を初めてみた経験だった。
 そして、5年間。
 なんと最後には、本当に温泉が出たのだ!

・・・・引用 ここまで・・・・

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施設情報

店名 あったからんど
ジャンル 温泉
TEL・予約 TEL 0137-82-3711 FAX 0137-82-3711 団体様の広間(和室)の利用については、予約可能
住所

北海道瀬棚郡今金町今金435-270

営業時間 月・火・木・金
10:00~22:00
土・日・祝
9:00~22:00
水曜日
13:00~22:00
定休日 なし
予算  入浴料 大人450円、小学生140円、幼児70円